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障害者の在宅就労 ― ガイドブックには載っていない話を2人のプロから聞きました!

2018.10.01

神保町

● 「障害者の在宅就労」という選択肢

 東京の就労移行支援事業所 カラフル神保町では、在宅就労を一つの選択肢ととらえて利用者様をサポートしています。

91日、障害者のための「在宅就労講座」を開催しました。

障害者雇用のコンサルタントとして活躍されている次のお二人を迎え、参加した身体障害や精神障害、発達障害の当事者たちにプロの視点からアドバイスをいただきました。

KnowDo合同会社 森康之代表:就労移行支援事業所検索サイト「悩みを、個性に。Salad https://salad-knowdo.com/ 」運営

一般社団法人プラス・ハンディキャップ 佐々木一成代表理事:「生きづらさ」の改善を提案するWEBマガジン「Plus-handicap https://plus-handicap.com/ 」運営

森康之代表からのメッセージ 在宅就労は、あくまでも手段。目的(幸せ)をしっかり考えよう。

 「はたらくこと」は決して目的ではなく、自己成長をして幸せになるための手段です。したがって、在宅就労は、あくまでも一つの手段としてとらえてください。

最初に次の三つを整理してください。

1)やりたいこと

2)求められていること

3)できること

まず「やりたいこと」と「求められていること」が重なる部分の量(:幅)と質(:深み)を増やす。これが仕事の可能性を拡げることにつながります。興味のあることをやってみることが何よりも大切です。そして、あなたに「求められていること」の種類を、どんどん知ることも大事です。

「できること」は、これから増やしていきましょう。

そのうえで(1)(2)(3)の重なりをみつけてください。そこが自己成長の場なのです。

在宅であっても、通勤であっても、自発的に楽しくできる仕事でなければ続きません。

KnowDo合同会社は、企業にはたらきかけ、あなたの幸せにつながる職業を創り出すことに努めています。そこには在宅就労も含まれます。

努力は「しなきゃいけないことだ」と重くとらえなくても大丈夫。まずは、あなたの「好き」を徹底的に研究し、体験してください。

佐々木代表理事からのメッセージ プロセスでなく「結果にコミットする」ことが在宅就労のポイント。メリット・デメリットを整理しよう。

「在宅」で可能な仕事を「業種(メーカーや金融など)」ではなく、「職種(総務や営業など)」で考えることが非常に大事です。そうすることで仕事の選択肢は増えていきます。

何よりも重要なことは、一般的な障害者雇用では「仕事の過程」も評価されるのに対して、在宅就労では「仕事の結果」だけが評価されるということです。

職場で気軽に教えてもらうことができないため、自主的にスキルを磨いてアウトプットすることもポイントになります。

企業に採用された上での在宅就労もあれば、フリーランスとしての在宅就労もあります。しかしどちらであっても、きちんとした「成果物」をつくるためにどう工夫するかを考え続けることが大切です。

「自立」して仕事をするために、生活などをしっかり「自律」することも不可欠です。

「いつ働きたいか」「どこで働きたいか」「どんな人と働きたいか」「どんな業務をしたいか」「なぜその仕事をしたいか」「どのくらい収入を得たいか」「いつまで働きたいか」……これらの視点を、今の段階で整理して、それらを軸にメリットやデメリットをじっくり考えてください。

失敗によって「できない」という気づきを得ることも大事な経験です。「難しい」と最初から諦めずに、35年後という長期的な視点で、あなたの求めるものを達成しようとする意欲が必要です。

カラフル神保町は、あなたの幸せのために、たくさんの選択肢を考えます!

「平成25年度障害者雇用実態調査(厚生労働省)」によれば、身体障害者の平均勤続年数が約10年なのに対し、精神障害者は約43か月という著しい差があります。就労支援の現場では、精神・発達障害者は就職後3か月以内に、半数近くが休職・退職をしているのではないかという話も聞かれます。

また、身体障害者は通勤において困難を抱えるケースが多いのが現状です。

このためカラフル神保町では、通勤を伴う求人だけでなく、在宅就労をメインとした障害者雇用の求人、さらにはフリーランスや起業による在宅就労も選択肢として考えます。

私たちの目標は「生涯サポート」によって、あなたの幸せを大切にすることです。

ぜひ一度、相談しにきてくださいね!